今週のレッスンは……秋のお肌のお手入れ
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　　　ドクターみどりの Beauty Lesson　　　（2006.10.15 Vol.11）

　　　　　発行：おおた皮膚科　http://www.dr-midori.com/
　　　　　　　　おおたメディカルエステ　https://www.ota-medical.com/

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目次　

【今週のLesson1】 秋の肌のお手入れのポイント ～ その1　洗顔
【今週のLesson2】 秋の肌のお手入れのポイント ～ その2　保湿剤
【今週のLesson3】 秋の肌のお手入れのポイント ～ その3　ピーリング
【今週のLesson4】 秋から冬にかけての肌変化
【今週のLesson5】 ブライダルエステ
　　【ご案内】 　　コエンザイムQ10配合のコスメでお手入れはいかが

* + *　今週のLesson1　* + * … * + * … * + *　
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　　◎秋の肌のお手入れのポイント ～ その1　洗顔
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　太田みどり

クレンジング――すなわち化粧を落とすものと、
ウォッシング――すなわち洗顔するものの2種類を使ってください。
最近は忙しい人向けに、2つの作用が一緒になったもので、
1つを使えばよいものもでていますが、それぞれ別の目的があるので、
分けたもので洗顔して下さい。

方法はまず、クレンジングクリームを適量肌になじませます。
クレンジングクリームの量は決してケチらないで下さい。

肌の汚れや、肌に残っているファンデーションが、
クレンジングクリームとよくなじむようにします。
そして、クレンジングクリームをやわらかいティッシュペーパーで
そっと包み込むように拭きとって下さい。

ティッシュペーパーは、
化粧品会社が出しているような、上質の軟らかいものを使って下さい。

次にウォッシングです。
まず、ウォッシングをする前に、顔をぬるま湯でぬらして下さい。
たっぷりのお湯を使って充分ぬらしてから、
ウォッシングクリームを手にひらに出し、泡立ててから顔に使用します。

髪際、耳のまわり、アゴの下までウォッシングクリームの泡をのばし、
手でやさしくマッサージするように洗ってください。

その後、ぬるま湯ですすぎます。
あまり熱いお湯を使うと皮脂をおとしてしまいます。
常にぬるま湯を使って下さい。

すすぎは、
鏡を見て泡が残っていないか確かめながらすることをお勧めします。

洗顔はできればシャンプーのあとにするとよいです。
シャンプーもなるべく弱酸性の低刺激性のものを選んで下さい。
シャンプーの成分が顔に残ると肌アレの原因になります。
そのため、洗顔はシャンプーのあとにすると安全です。

* + *　今週のLesson2　* + * … * + * … * + *　
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　　◎秋の肌のお手入れのポイント ～ その2　保湿剤
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　太田みどり

保湿剤には、ふたつの種類があります。

ひとつは、被覆剤（ひふくざい）といって、
皮膚の表面に油の膜を作って水分が失われるのを防ぐものです。

これには、油脂の成分であるオイルや皮脂のかわりになるスクワラン、
ワセリンなどがあります。
皮膚が乾燥するからといって、
若い人がスクワランを毎日たくさん塗ったりしていると、
また肌のトラブルの原因にもなってしまいます。
このような被覆剤は、皮膚科医と相談しながら、
また、肌質をよく見きわめて使うことをお勧めします。

もうひとつは、吸水剤とよばれるもので、
化粧水、乳液、ジェル、クリームがこれに含まれます。
角層の下にある表皮から水分を吸収して、内部からうるおいを保つことと、
角層の中に水分を保持させる働きがあります。
これには、いろいろな成分が含まれます。

最近話題のセラミドは、細胞間脂質といって、
角層の細胞の間にもともと存在しているもので、
水分保持に大きな力をもつといわれています。

その他に、尿素、アミノ酸、グリセリン、
ヘパリン類似物質、コラーゲン、ヒアルロン酸など、
天然保湿因子といって角層の細胞の中に含まれるものも、
保湿剤として使われています。

洗顔後につける保湿剤は、
個人の好みにあったものを使うことも重要なポイントです。
化粧品の全成分表示が義務づけられたので、
ご自分の好みに合った保湿剤を見つけることも大切です。

* + *　今週のLesson3　* + * … * + * … * + *　
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　　◎秋の肌のお手入れのポイント ～ その3　ピーリング
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　太田みどり

乾燥肌にピーリングというと「エーッ」とおどろく人もいると思います。
けれども、ピーリングとはつまり、
古い角層の細胞を表面からはぎとるという作業なので、
品物の在庫一掃セールと同じことなのです。

古い角層の細胞がとれると新しい細胞がまた上へ上がってきます。
すなわち角層細胞のターンオーバーがさかんになり、表皮を活性化します。

この活性化が、うまくいくようになると、角層の水分保持能力が高まり、
肌のうるおいが回復してきます。

ピーリング剤はなるべく濃度の低いものを使い、
ピーリング後の保湿を充分に行います。
また、ピーリング後は紫外線を浴びないように充分な注意をします。

ご自分で、ピーリングをされる方もいますが、
ピーリング中の肌の変化は自分で知ることが出来ません。
乾燥肌の回復のためにピーリングをする時は、必ず専門家に相談の上、
専門家による施術をおすすめします。

あきらかな皮膚のトラブルがある時はピーリングはできませんので、
注意してください。

* + *　今週のLesson4　* + * … * + * … * + *　
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　　◎秋から冬にかけての肌変化
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　太田みどり

化粧品会社が調べたデータによると、
秋から冬にかけて増加する肌の悩みとしては、
乾燥、肌アレ、小ジワ、シワがあげられます。

大気中の水分量がその頃になって減ってくると、
皮膚の一番表面にある角層の水分量が減り、
うるおいのない肌になります。
また角層細胞の大きさもふぞろいで、規則的に配列しなくなってきます。

調査結果では、9月以降規則性が低下するため、
有害な刺激から皮膚を守るバリアー機能が低下します。
バリアー機能が低下すると、
外界からの紫外線、微生物、化学物質などによる刺激から
体を守ることが出来なくなります。

また、肌のキメの整い具合も9月から12月にかけて
悪化する傾向にあります。
これは、レプリカで写し取った肌の凹凸を拡大して見るのですが、
皮膚表面のへこんだ部分と、
もり上がった部分で構成される皮丘といわれる三角形が
規則正しく並んでいるほどキメの整った肌といえます。

頬や目、口のまわりのかさつき、いわゆるVゾーンのかさつき自覚も、
データでは9月から12月にかけて増加します。

このような時期には、肌の手入れに充分なケアが必要となります。
スキンケアで、肌が良い状態に戻ったとしても、
乾燥肌に再びなる可能性は常にあります。

よい肌の状態を保つためには、
半永久的にスキンケアを続けることが大切です。

* + *　今週のLesson5　* + * … * + * … * + *　
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　　◎ブライダルエステ
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　太田みどり

秋は結婚式のシーズンです。
結婚式の前に花嫁さん用にエステが組み込まれていて、
何回かエステに通って肌をきれいにしましょうというプランがあります。

ふだんやっていないエステを式の前にすることはとても危険です。
毎年結婚式シーズンになると、
ブライダルエステをして、
式の前に顔が真っ赤に腫れたといってくる患者さんがきます。
エステといってもそれをしたことで、
急に肌がきれいになるわけがありません。

ピーリングをされてしまって顔が真っ赤に腫れてしまう人や、
使い慣れない化粧品をエステで使って肌に刺激症状が出てしまう人など、
症状はさまざまです。
結婚式直前にそのようなことになると花嫁さんもこまりますよね。

このようなことにならないためには、
式の前1ヶ月はふだん通りの肌の手入れをしてください。

ブライダルエステといわれても、
いつも通っているところと同じメーカーのエステならば大丈夫ですが、
違うエステや新しいピーリングなどはしないでください。

2日後の結婚式までに顔の腫れを治してほしいと言われても、
皮膚科医はこまってしまいます。
炎症をおこして腫れてしまった皮膚をもとのように戻すには、
時間がかかることを充分考慮してください。

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　 ◎コエンザイムQ10配合のコスメでお手入れはいかが
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美容と健康に対する意識が高い人たちは「活性酸素」に敏感。
コエンザイムQ10は、そんな人たちが注目している物質です。

おおたメディカルエステでは、
コエンザイムQ10を1％という高濃度で配合した美容ジェルを用意して
販売しております。

オイルジェルになっていますので、肌へのなじみもよく、
化粧水の上に重ねて使うことができます。

ビタミンCが9％はいったVCローションの上に使うと
いっそう気持ちいい！

【定価】コエンザイムQ10オイルジェル……￥8000
　　　　VCローション……￥1500

涼しくなってくると、思いっきり笑ったときにピリピリする……
という方には、
VCローションとコエンザイムQ10オイルジェルを併用して
使われることをおすすめしています。

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　おおたメディカルエステ　https://www.ota-medical.com/
院長：太田みどり（日本皮膚科学会認定　皮膚科専門医　医学博士）

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発行日：2006年10月15日（毎月1・15日発行）
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