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ドクターみどりの Beauty Lesson (2007.12.1 Vol.38)
発行:おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
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目次
【今週のLesson1】冬のお風呂のはいりかた
【今週のLesson2】保湿剤のぬり方
【今週のLesson3】ストレスと皮膚のかゆみ
【ご案内】 乾燥肌とピーリング
* + * 今週のLesson1 * + * … * + * … * + *
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◎冬のお風呂のはいりかた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
冬、皮膚がカサカサしてかゆくなる人が増えています。
皮脂が乾燥で減るために皮膚の表面がカサカサして、
洋服の刺激や静電気の刺激でかゆくなるのです。
最近はお年寄りだけでなく若い人にもこのような症状が増えてきています。
ナイロンタオルやボディーブラシで毎日体をこすったり、
一日に何度もシャワーをあびたりすると、
皮膚の水分や脂がとれて表面が乾燥してしまいます。
特に男性はひざから下が乾燥しやすく、
女性の場合は背中や腕の乾燥が目立ちます。
冬はお風呂でゆっくり温まりたいものです。
しかし入浴時間があまり長いと、
皮膚をこすらなくても皮膚の水分や脂が取れてしまいます。
またお風呂の温度があまり高いと同じようなことがおこります。
カラダを洗うときは石鹸を手で泡立て、手でやさしく洗い、
タオルはガーゼに近い軟らかいものを使用してください。
ナイロンタオルやボディーブラシは使わないでください。
また、お風呂の温度は低めに、寒い日はお風呂場を暖めて、
湯船は長いことつからないように気をつけてください。
それから、お風呂あがりには保湿剤を体にぬってください。
保湿剤は、市販されているものでだいじょうぶです。
皮膚が赤くなってかゆくなってきたときは、
保湿剤がしみるようになりますから、皮膚科医に相談してください。
* + * 今週のLesson2 * + * … * + * … * + *
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◎保湿剤のぬり方
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
冬、皮膚全体が乾燥してカサカサになっている場合、
市販の保湿剤をぬっても効果がないことがあります。
乾燥した皮膚にかゆい湿疹ができている場合は、
保湿剤をぬっても効果がありません。
また皮膚を掻いて皮膚がかたく、厚くなってしまっている場合も、
効果がありませんので皮膚科医に相談してください。
皮膚が乾燥してカサカサしていても、かゆみがないときは、
保湿剤で充分ですが、ぬり方に工夫が必要です。
お風呂のあと、皮膚が湿っているとき、たとえば入浴後5分以内にぬり、
皮膚の水分を保湿剤で封じ込めるようにすると効果的です。
1日2回ぬるときは、
朝は霧吹きで水分を与えてから保湿剤をぬるとよいです。
アベンヌウォーターなどのスプレー式の温泉水のような化粧水を
使ってもよいです。
ぬり方は、手のひらを使いまんべんなく広くぬるようにします。
皮膚のしわにそってぬると、皮膚全体に均一にぬることができます。
* + * 今週のLesson3 * + * … * + * … * + *
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◎ストレスと皮膚のかゆみ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
皮膚に何も症状がないのに皮膚がとてもかゆい、という病気があります。
皮膚掻痒(そうよう)症といって、全身がかゆくなるタイプと
体の一部がかゆくなるタイプがあります。
原因には腎疾患、肝臓や胆のうの疾患、内分泌疾患、血液疾患、
悪性腫瘍などの内臓に病気がある場合、精神障害、心因性要因、
薬剤や老人性のものなどがあげられます。
このなかで特に多いのは、心因性要因によるかゆみです。
日常的なストレスによるかゆみはかなり多く、毎日の外来で、
そのような原因で起こっていると思われる患者さんが来院されます。
ストレスなどの心因が関連したかゆみは、全身性に現れるだけでなく、
外陰部、肛門、頭皮、顔面に現れることもあります。
それでは、
このようなストレスに対してどのように対応していけばよいのでしょうか。
もちろんかゆみがひどいときは皮膚科で治療を受ける必要があります。
しかし日常の生活で改善できることもあるのです。
ストレスに対して、
買い物依存、むちゃ食い、飲酒、掻破行動、抜毛などをする人がいますが、
これは好ましくありません。
皮膚は掻けば掻くほど、かゆみが増して、症状が悪化します。
スポーツをしたり、旅行を楽しんだり、友人との交友や会食などは
好ましい行動です。
患者さんでも前向きに考えるタイプの人は、
時間を見つけて好ましい行動をして、ストレスを解消して、
皮膚症状も改善していきます。
仕事のほかに楽しいことをすることを考えてください。
* + * ご案内 * + * … * + * … * + *
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乾燥肌とピーリング
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
古い角質を取り除いて
うるおいを取り戻そう≡з
えーっ!
乾燥肌にピーリング?!
ピーリングで、古い角層の細胞を表面からはぎとる
↓
新しい細胞がまた上へ上がってくる
↓
角層細胞のターンオーバーがさかんに
↓
肌が活性化
↓
活性化すれば、角層の水分保持能力も高まる
↓
肌のうるおいが回復!!
乾燥肌の回復のために行なわれるピーリングは、
薄い薬剤を使うなど特別な施術をいたします。
また、紫外線に当てない・経過をよく診る・充分に保湿するなど、
アフターケアも大事ですので、
まずはおおたまでご相談ください。
【詳細・お問い合わせはコチラ】
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院長:太田みどり(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 医学博士)
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発行日:2007年12月1日(毎月1・15日発行)
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