今週のLessonは・・・「食」を改善しよう！≪マクロビオテック≫
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　　　　ドクターみどりの Beauty Lesson　　　（2008.10.15 Vol.59）

　　　　　　発行：おおた皮膚科　http://www.dr-midori.com/
　　　　　　　　　おおたメディカルエステ　https://www.ota-medical.com/

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　目次

　【今週のLesson1】マクロビオテックとは
　【今週のLesson2】マクロビオテックは地球を癒す
　【今週のLesson3】玄米を食べましょう

　【ご案内】　自然食セミナーのおしらせ

　* + *　今週のLesson1　* + * ・・ * + * ・・ * + *　
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　　　◎マクロビオテックとは
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　太田みどり

　歌手のマドンナが「マクロビオテック」を実践して、
　あの美しく均整のとれた体を維持しているのは
　皆さんご承知のことと思います。

　「マクロビオテック」とは、
　日本古来の食事のように、主食に玄米を食べ、
　野菜や漬物、乾物などを副食とする食事療法のことで、
　欧米でも普及してきています。

　玄米にはビタミンや食物繊維が豊富にふくまれていることから、
　医学的にも栄養学的にもすぐれていると見直されています。
　動物性食物を多くとる欧米の食生活から、
　現在のメタボリックシンドロームはひきおこされています。
　食生活の改善がいろいろな病気の予防にもなり治療にもなることは、
　言うまでもありません。
　皮膚の病気も食生活を改善することで、
　体重を減らし、皮膚にできたものがよくなっていくことがあります。
　日本国内だけでなく、
　世界各地にマクロビオテックの考え方がひろがってきているのは、
　このような効用のためと思われます。

　* + *　今週のLesson2　* + * ・・ * + * ・・ * + *
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　　　◎マクロビオテックは地球を癒す
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　太田みどり

マクロビオテックという言葉は三つの要素からできています。
　「マクロ」は大きい、長い
　「ビオ」は生命
　「ティック」は術、学
　を意味しています。
　この三つをつなげると、
　「長く思いっきり生きるための理論と方法」
　という意味になります。
　そのためには、大きな視野で生命をみることが必要になります。

　肉体的精神的な問題を抱えている人がいたら、
　できるだけ広い視野に立って
　それを引き起こしている要因をとらえてみることが、
　マクロビオテックの出発点です。

　その実践の基本は、「食」です。
　動物性のものはあまり食べず、
　無農薬、自然農法の穀物や野菜を中心とした食事をとります。
　野菜は原則として、その土地、その季節に取れるものを食べるようにします。
　蓄肉動物に食べさせるだけの穀物を人間が食べるようにすれば、
　地球上で今の数倍の人口が養えると試算する人もいます。
　つまり飢餓の問題解決への方向を示せるのです。
　また農薬や化学肥料を使わずに作った野菜や穀物は
　人の健康によい影響をおよぼします。
　そのような、土や自然の力を生かした農業が、
　地球環境の浄化につながることも重要なことです。

　地球環境がよくなれば、すべての生命が、もっと健康になっていけます。
　地球を癒すことが自分自身を癒すことにもなるのです。

　* + *　今週のLesson3　* + * ・・ * + * ・・ * + *
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　　　◎玄米を食べましょう
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　太田みどり

　一物全体という言葉があります。
　これはひとつの物を丸ごと食べる、という意味です。
　種子、実、葉、根など、ひとつのまとまりのあるものは、
　いろいろな面でバランスが取れている上に、
　まとまっていることによる特別の働きを期待できます。

　特に種子や実は、次の世代を生み出せるものですから、
　バランスのよい生命力にみちた食べ物といえるでしょう。
　また、穀物の皮や胚、野菜の皮には、
　それ以外のところに入っていないビタミンやミネラルが含まれています。
　皮や芯などのかたい部分は、食物繊維が豊富なために、
　腸の働きを高め健康に役立つことがわかってきています。

　そのような理由から玄米を食べることをお薦めします。
　玄米は何種類もの皮におおわれているので、
　炊飯器で玄米を炊くというスイッチにあわせると2時間以上かかります。
　玄米に小豆をくわえて炊き、保存して発酵玄米にして食べると、
　美味しく、健康的な食生活を送ることができます。
　また野菜を調理するときも、皮やかたい芯の部分まで使うと経済的で、
　一物全体の原理にそった食事を取ることができます。

　* + *　ご案内　* + * ・・ * + * ・・ * + *

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　院長：太田みどり（日本皮膚科学会認定　皮膚科専門医　医学博士）

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　発行日：2008年10月15日（毎月1・15日発行）
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