今週のLessonは「夏の肌ケア」と「おいしくキレイ」について
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ドクターみどりの Beauty Lesson (2009.5.15 Vol.73)
発行:おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
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目次
【今週のLesson1】夏の過剰な日焼け
【今週のLesson2】わきの下の黒ずみ
【今週のLesson3】酢のパワー その1
【今週のLesson4】酢のパワー その2
【ご案内1】 オリジナルドクターズコスメのご案内
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◎夏の過剰な日焼け
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
日焼けを急にすると、日光に当たった部分が真っ赤に腫れて、
水ぶくれができ、ひりひり痛くなります。
これが海での日光浴のしすぎでなると、全身がこのような症状になり、
疼痛が激しく、高熱、脱水、倦怠感などの全身症状がでることもあります。
異常な量の日光を浴びたための紫外線UVBとUVAによる皮膚の障害です。
日光浴は海水浴、戸外のスポーツや作業のあとに生じることが多く、
日光皮膚炎と呼ばれているものです。
日光曝露してから、数時間でむくんだような赤みが生じ、
6時間から24時間後にピークになり最も炎症が強くなります。
水ぶくれを形成することが多くて、疼痛がはげしいのが特徴です。
その後、徐々に炎症は消褪し、
水ぶくれの表面の皮膚は薄い膜状にはがれます。
色素沈着または色素脱失をのこして軽快していきます。
この症状、経過はまさしくやけどと同じです。
治療は、やけどと同じ処置をします。
ごく軽度の場合は、冷却させます。冷やすと疼痛が軽くなります。
冷やす際には、表皮を傷つけるため、
冷却用貼付シートや、ハップ剤を貼ったりしないでください。
冷たい水で絞ったタオルや氷嚢、氷を包んだビニール袋などで冷やします。
水ぶくれができていない程度なら、ステロイドの外用をします。
疼痛がひどい場合、スプレー式のステロイド剤をもちいると、
患部にさわらないで外用ができます。
さわれる場合は、ローションタイプの外用剤を使用することもあります。
せっかく休暇をとって、海にでかけて、このようなことになると、
翌日から仕事も行けない状態になることもあります。
普段日焼けをしていない人は、
急に日焼けをしないように日焼け止めを体にもつけてから
海岸に出てださい。
日焼け止めも、
SPFの数の多いものならずっと効果が続くというものではありません。
こまめに日焼け止めを塗り直す注意も必要です。
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◎わきの下の黒ずみ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
わきの下の毛の処理はどうしていますか?
「わきの下が急に黒ずんで気になる」ということで
皮膚科に来院するかたがいます。
急に体重が増えたりすると、わきの下が黒くなることがあります。
これは肥満と平行して、わき、首、外陰部、へそ、股などの皮膚が、
角質の増殖をきたして、色素沈着を起こす現象です。
肥満が解消されると、それと同時に改善されます。
その他に、わきの毛を毎日抜いたり、埋まった毛を押し出したりしていると、
毛に一致して色素沈着を起すことがあります。
毛の処理が大変な場合は、レーザー脱毛をお薦めします。
昔は、電気脱毛や光脱毛が行われてきましたが、
毛穴の炎症を起こしたり、完璧に脱毛できなかったりしました。
今は、レーザー脱毛が主流で、
数回行うことで、わきの毛の処理をしなくて済むようになります。
皮膚科でレーザー脱毛をしているところを探して受診してください。
わきの下の黒ずみを治してから、レーザーをあてることをお薦めします。
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◎酢のパワー その1
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
初夏を迎え、これから、酢を使ったサッパリメニューがおいしい季節です。
酢が体に良いわけはたくさんあります。
酢には酢酸などの有機酸が豊富に含まれていて、
これらの成分が体を元気にしてくれるのです。
●酢酸で疲労回復、肩こり予防
私たちの主なエネルギー源は、ブドウ糖です。
このブドウ糖がエネルギーになるときに完全に燃焼されないと
酸性物質に変化して疲労の原因となります。
酢酸はこの酸性物質の生成を押さえ、
エネルギーに変える働きを促進します。
このため、酢酸は疲労回復、肩こりや筋肉痛の予防などにも効果的です。
スポーツをしたときは、サラダや酢の物など、
酢を使ったメニューを必ず取りましょう。
●酢酸は食欲アップ、食中毒予防
酢酸は、胃液や唾液の分泌を促し、食欲をアップさせる働きがあります。
また、たんぱく質などの消化を助け、整腸効果も期待できます。
酢酸は強い酸なので、食中毒の予防にも効果があるといわれています。
●カルシウムの吸収力をアップ
カルシウムと酢をいっしょにとると、カルシウムと酢の酢酸が化合し、
より吸収しやすい酢酸カルシウムになります。
カルシウムを多く含むチーズや牛乳などの乳製品、小魚などは、
酢を組み合わせて調理すると効果的です。
丈夫な骨や歯、ストレス予防にぜひとりいれてください。
●簡単にできる酢のとりかた
リンゴ酢はちみつドリンク
グラスに冷水カップ3/4、リンゴ酢1/4、蜂蜜大さじ1をいれて、
よくまぜます。
スポーツのあとや、疲れたときの疲労回復に良い飲み物です。
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◎酢のパワー その2
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
最近の健康ブームで酢は注目を浴び、
果実酢などいろいろな種類のものが出回るようになっています。
サラダのドレッシングやあえもの、おすしなど、
家庭料理の好みにあわせて
チョイスして、体に良いメニュー作りをしてください。
●酢の種類
酢の原料によって、色や風味、酸味はかなり異なります。
穀物酢には麹の香りがあり、
果実酢にはそれぞれの果実独特の風味があります。
1.米酢
米を原料にした穀物酢です。米に含まれるたんぱく質が分解されて、
アミノ酸などのうまみ成分になるので、味に深みがあり、
酸味も強いものです。1本買うときはこれがお薦めです。
幅広く調理に使えて、特に酢めしに使うと美味しいです。
2.穀物酢
米、とうもろこし、小麦、はと麦などの穀物を数種使って
作られた酢です。
癖がなくてさっぱりとした口当たりが特徴です。
酢の物、酢漬け、魚の臭み消しなど、幅広く使えます。
3.玄米酢
米酢の一種で、精白していない玄米を使った酢です。
まろやかな酸味とこくが特徴です。
酢の物や酢めしなど、和食全般に使うことができます。
アミノ酸、有機酸などを豊富に含むので、ドリンクなどにも重宝します。
4.黒酢
米酢の一種で、つぼに米、水、麹をつめて熟成、発酵させてつくります。
濃く黒ずんだ色あい、まろやかな酸味、濃いうまみが特徴です。
中国産のほかに、国内でもつくられています。
料理にかけたり、つけ酢、ドリンクなどに使ったり、
特に中華料理には欠かせない材料です。
5.ワインビネガー
ぶどう果汁からワインを作り、さらに酢酸発酵させたものです。
白、赤があります。どちらもワイン特有の香りがあり、
白はすっきりとした酸味、赤はほどよい渋みがあります。
白はサラダやマリネ、赤はソースや煮込みにも使われます。
6.リンゴ酢
リンゴを主原料にした酢で、別名アップルビネガーとも呼ばれています。
リンゴ果汁をアルコール発酵させてから、酢酸発酵させたものです。
さわやかな香りと酸味が特徴です。サラダやマリネなどにぴったりです。
7.バルサミコ酢
イタリア、モデナ地方伝統の酢です。
煮詰めたぶどう果汁にワインビネガーを加えて発酵させ、
たるで長期熟成して作ります。
樽の風味、まろやかな甘みと酸味、豊かな香りが特徴です。
肉や魚料理のソース、ドレッシングなどに使います。
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院長:太田みどり(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 医学博士)
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