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ドクターみどりの Beauty Lesson (2010.6.15. Vol.99)
発行:おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
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目次
【今週のLesson1】皮膚のかゆみの悪化原因
【今週のLesson2】掻かないことも治療の一部です
【今週のLesson3】男爵いもと香菜のソテー
【ご案内】 ドクターズコスメのご案内
* + * 今週のLesson1 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎皮膚のかゆみの悪化原因
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
皮膚がかゆいという症状は、痛みよりつらいとよく患者さんが訴えてきます。
かゆみで夜目が覚めた時、寝ながら際限なく掻いてしまうでしょう。
これを皮膚科では 掻破(そうは)行動と呼んでいます。
これによって、湿疹はますます悪化します。
アトピー性皮膚炎、じんましん、慢性痒疹などのかゆみが、
どのようなときに悪化するか調べたデータがあります。
かゆみが悪化する原因として多いのは次の5項目です。
1.皮膚のかさぶたが気になる時
2.体が温まったとき
3.物事に対する集中が途切れた時
4.服の繊維が皮膚に当たったとき、特に洋服のタグが原因の場合
5.あまり気の進まない仕事や勉強をしている時
このようなことから、
かゆみがあって掻くという行動を精神的にコントロールさせるには、
手を使う作業に集中させることが有用であるという報告がされています。
また抑うつ気分や不安を和らげることも
かゆみのコントロールになると考えられていて、
このような方面からいろいろな試みがなされて、
将来の治療に役だつように研究がされているところです。
* + * 今週のLesson2 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎掻かないことも治療の一部です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
かゆみを伴う皮膚炎では、外用薬による炎症の治療に加え、
掻かないことも治療の一部とされています。
かゆみ → 掻く → 皮膚症状の悪化 → かゆみ
これを かゆみの悪循環と言います。
掻くことによる、かゆみの悪循環を断ち切るためにも、
かゆみ治療は重要です。
次の皮膚炎は、かゆみを伴うことが多い疾患として知られています。
かゆみの治療薬として、
主に抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬が用いられます。
医師の指示に従って、正しいかゆみ治療を行いましょう。
じんましん
アトピー性皮膚炎
接触皮膚炎
虫刺され
皮膚掻痒症
など
上記の皮膚炎では、
原因・悪化因子の回避や、外用薬による炎症の治療は基本です。
皮膚が乾燥している場合などでは、
保湿剤などによるスキンケアを行うことも重要です。
常に皮膚を清潔に保ちましょう。
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◎男爵いもと香菜のソテー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
新ジャガがおいしい季節は春から初夏。
春には九州など暖かい地方の、初夏には北海道の新ジャガが出回ります。
ジャガイモは加熱してもそれに含まれるビタミンCが壊れないことから、
美容に良い食材と言われています。
男爵いものソテーは手軽にできるおしゃれなジャガイモ料理です。
ぜひ試してみてください。
・材料 3、4人分
男爵いも 3、4個
にんにく 1片
香菜 3、4房
白ごま油 大さじ1.5
塩 適量
かぼちゃの種 大さじ2
砕いたピーナッツ 小さじ1
・作り方
1.男爵いもはよく洗って、皮ごとくし形に切る。
2.塩をひとつまみ入れて、男爵いもをゆでる。
3.沸騰して5、6分したら、ざるに揚げておく。
4.みじん切りにした、ニンニクと香菜の根を、白ごま油でよく炒める。
5.ニンニクの色が変わってきたら、火を強めてジャガイモを入れ、
塩をひとつまみ入れて香ばしく炒める。
表面に膜ができてきたら、香菜の茎とかぼちゃの種を入れ、
さらに炒めたら残りの香菜全部を入れて火を止める。
砕いたピーナッツをトッピングして、好みでコショウをふる。
ジャガイモと香菜を一緒に炒めることで、
使っていないはずのバターの風味が生まれます。
香菜が苦手な人でも、
ジャガイモが香菜の香りをとてもまろやかにしてくれるので、
思いのほかおいしく食べることができます。
ポイントはカボチャの種です。
ジャガイモのモサモサした食感に、ほどよいアクセントをもたらします。
カボチャの種は強火で炒めると、ぷうっと膨らんで、
よりパリパリした食感が楽しめます。おつまみにもおススメです。
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