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ドクターみどりの Beauty Lesson (2012.5.15. Vol.145)
発行:おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
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目次
【今週のLesson1】インスリンのはなし
【今週のLesson2】夏の過剰な日焼け
【今週のLesson3】わきの下の黒ずみ
【ご案内】 紫外線に強いドクターズコスメのご案内
* + * 今週のLesson1 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎インスリンのはなし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
インスリンは、炭水化物や糖の代謝に関係するホルモンで、
すい臓から分泌されます。このインスリンの働きによって
血糖値が一定以上に上がらないように調節されています。
肥満になって、体脂肪が増えると、インスリンの作用が弱くなります。
脂肪組織から分泌され、
インスリンの働きをよくするアディポネクチンというたんぱく質が
減少することが原因です。
それを補うためにインスリンが多量に分泌されて、
血液中のインスリンの濃度が高まります。
やがて、すい臓が疲れてインスリンが十分に分泌されなくなると、
高血糖の状態が続き、糖尿病になります。
インスリンには、
細胞分裂を促進したり、細胞の成長を刺激したりする作用があるので、
発がんのリスクを高めます。
糖分の取りすぎは血糖値を上げるので
インスリンの分泌量を増やし、がんのリスクを高めることになります。
糖分を控えたインスリンを増加させない食事と運動は、
肥満や糖尿病の予防だけでなく、がんの発生や進行の予防にも効果的です。
* + * 今週のLesson2 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎夏の過剰な日焼け
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
日焼けを急にすると、日光に当たった部分が真っ赤に腫れて、
水ぶくれができ、ひりひり痛くなります。
これが海での日光浴のしすぎでなると、全身がこのような症状になり、
疼痛が激しく、高熱、脱水、倦怠感などの全身症状がでることもあります。
異常な量の日光を浴びたための紫外線UVBとUVAによる皮膚の障害です。
日光浴は海水浴、戸外のスポーツや作業のあとに生じることが多く、
日光皮膚炎と呼ばれているものです。
日光曝露してから、数時間でむくんだような赤みが生じ、
6時間から24時間後にピークになり最も炎症が強くなります。
水ぶくれを形成することが多くて、疼痛がはげしいのが特徴です。
その後、徐々に炎症は消褪し、
水ぶくれの表面の皮膚は薄い膜状にはがれます。
色素沈着または色素脱失をのこして軽快していきます。
この症状、経過はまさしくやけどと同じです。
治療は、やけどと同じ処置をします。
ごく軽度の場合は、冷却させます。冷やすと疼痛が軽くなります。
冷やす際には、表皮を傷つけるため、
冷却用貼付シートや、ハップ剤を貼ったりしないでください。
冷たい水で絞ったタオルや氷嚢、氷を包んだビニール袋などで冷やします。
水ぶくれができていない程度なら、ステロイドの外用をします。
疼痛がひどい場合、スプレー式のステロイド剤をもちいると、
患部にさわらないで外用ができます。
さわれる場合は、ローションタイプの外用剤を使用することもあります。
せっかく休暇をとって、海にでかけて、このようなことになると、
翌日から仕事も行けない状態になることもあります。
普段日焼けをしていない人は、
急に日焼けをしないように日焼け止めを体にもつけてから
海岸に出てださい。
日焼け止めも、
SPFの数の多いものならずっと効果が続くというものではありません。
こまめに日焼け止めを塗り直す注意も必要です。
* + * 今週のLesson3 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎わきの下の黒ずみ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
わきの下の毛の処理はどうしていますか?
「わきの下が急に黒ずんで気になる」ということで
皮膚科に来院するかたがいます。
急に体重が増えたりすると、わきの下が黒くなることがあります。
これは肥満と平行して、わき、首、外陰部、へそ、股などの皮膚が、
角質の増殖をきたして、色素沈着を起こす現象です。
肥満が解消されると、それと同時に改善されます。
その他に、わきの毛を毎日抜いたり、埋まった毛を押し出したりしていると、
毛に一致して色素沈着を起すことがあります。
毛の処理が大変な場合は、レーザー脱毛をお薦めします。
昔は、電気脱毛や光脱毛が行われてきましたが、
毛穴の炎症を起こしたり、完璧に脱毛できなかったりしました。
今は、レーザー脱毛が主流で、
数回行うことで、わきの毛の処理をしなくて済むようになります。
皮膚科でレーザー脱毛をしているところを探して受診してください。
わきの下の黒ずみを治してから、レーザーをあてることをお薦めします。
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★☆★ 紫外線に強いドクターズコスメのご案内 ★☆★
おおたメディカルエステでは、ドクターズコスメを多数そろえております。
今回ご紹介するのは、
紫外線対策先進国である南アフリカ共和国にて、研究・開発された、
『エンビロン』。
オゾンホール拡大による紫外線からお肌を守るコスメです。
『エンビロン』は、紫外線のダメージを受けたお肌に栄養を与えると同時に、
紫外線からお肌を守ることを目的としています。
いまでは世界30カ国以上で使われ、日本でも当サロンをはじめ、
数多くのクリニックや皮膚科で採用されています。
【『エンビロン』詳しくはコチラ】
https://www.ota-medical.com/cosme.html#1
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院長:太田みどり(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 医学博士)
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