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　　　　ドクターみどりの Beauty Lesson　　　（2013.2.15 Vol.163）

　　　　　　発行：おおた皮膚科　http://www.dr-midori.com/
　　　　　　　　　おおたメディカルエステ　https://www.ota-medical.com/

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　目次

　【今週のLesson1】子どもの衣服の注意
　【今週のLesson2】ショウガ、豆知識

　【ご案内】　4月からの新生活に！ピアスで生まれ変わろう

　* + *　今週のLesson1　* + * ・・ * + * ・・ * + *
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　　　◎子どもの衣服の注意
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　太田みどり

　乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の子どものお母さまへ、
　着るものの注意をあげてみます。

　皮膚炎を起こしやすい子どもの皮膚はちょっとした刺激にも敏感です。
　けばだっていたり、ごわついていたりすると、
　それが刺激になってかゆみや湿疹をひきおこします。
　生地の染色や加工に使われる薬品が汗とともに流れ出て、
　皮膚に刺激を与え、湿疹を悪化させることもあります。

　肌にいちばん良いのは、絹です。
　つるっとすべすべで刺激がなく、湿気の通気性にもすぐれているからです。
　絹が無理なら、綿100％を着ましょう。
　織り方がごわごわしていたり、
　フリルのついていたりするものは避けてください。
　首筋や脇のタグでかゆくなることも多いものです。
　タグはハサミで切り落とすと切り口があたるので、
　縫い目をほどいてとってしまいましょう。

　綿100％といっても、
　多くの衣服には染料や特殊加工で化学薬品が使われています。
　布を染める時、媒染剤と呼ばれる金属が使われています。
　これが皮膚を刺激して、湿疹を引き起こす可能性が高いのです。
　また縮み防止の樹脂加工に使われるホルマリンは、
　皮膚への刺激が強い物質です。
　このような加工のされているものは、できるだけ避けましょう。
　このような薬剤は水洗いで落ちるので、
　新品のものは2、3回洗ってから着るようにします。

　パジャマの素材はかなり重要です。
　子どもは寝ている時間にたくさん汗をかくので、
　体重がかかるところを中心に湿疹ができやすいものです。
　平織りの生地で、刺激の少ないものを選びましょう。
　赤ちゃんの衣服は縫い目がたくさんあるので、
　下着は縫い目が肌に当たらないように、
　裏返しにしてきるものもよいでしょう。
　寝ている時間が多い赤ちゃんの皮膚は、
　こすれたり、汗やよだれがたまったりと刺激が多いので、
　平織りの生地を選ぶようにこころがけてください。

　* + *　今週のLesson2　* + * ・・ * + * ・・ * + *
　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　◎ショウガ、豆知識
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　太田みどり

　ショウガの歴史は古く、
　インドでは2000年も前から万能薬として使われていたと言われています。
　日本へは2、3世紀頃に中国から伝わり、
　当初は香辛料や生薬に用いられ高級品だったそうです。
　江戸時代になって生産量が増えると、
　さまざまな料理に使われるようになりました。
　明治時代には、風邪のひき始めにはショウガ湯を飲むという民間療法が
　広く知られるほど身近な食材になっています。

　ショウガに含まれる辛味成分ジンゲロールと、
　ショウガオールという成分の働きのために、
　ショウガを食べると血液の流れが良くなり、手の先や足先が温まります。
　ジンゲロールは生のショウガの皮近くに多く含まれ、
　発汗、解熱作用があります。
　ショウガを加熱すると、
　ジンゲロールの多くはショウガオールとジンゲロンに変化し、
　体を温める働きが強くなります。
　ショウガを皮ごと使い、さらに加熱すると、
　体を温める効果がアップするわけです。

　風邪をひいたときは、
　皮つきのショウガで作った温かいショウガ湯がおススメです。
　血液循環が良くなることで、高血圧や動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。
　また新陳代謝を良くして基礎代謝を上げ、脂肪の燃焼を促す効果や、
　胃液の分泌を促して消化を良くし、腸の働きを整える効果など、
　ショウガにはさまざまな効能があると言われています。

　* + *　ご案内　* + * ・・ * + * ・・ * + *

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　発行日：2013年2月15日（毎月1・15日発行）
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