今週のLessonは・・・「くま」や「くすみ」のケア
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ドクターみどりの Beauty Lesson （2010.3.15. Vol.93）
発行：おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
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目次
【今週のLesson1】目の下のくま
【今週のLesson2】顔のマッサージは正しい方法でやりましょう
【今週のLesson2】ロングパルスアレキサンドレーザーによる
フルフェーストリートメント
【ご案内】 スムースビームによるニキビ治療
* + * 今週のLesson1 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎目の下のくま
￣￣￣￣￣￣￣ 太田みどり
疲れてくると、目の下がうっすらと黒くなって、気になることがありますね。
目の下のくまは、皮膚科の病名はありません。
しかし、実際にそのことが気になって皮膚科に見える患者さんが、
意外と多いのです。
原因は、次のようなことが考えられます。
1.アイメークが濃い
これは、
アイメークによる慢性の刺激性皮膚炎が繰り返されることによって起こる、
炎症後色素沈着です。毎日、アイメークを落とすために
クレンジングのときに強くこすっている人にも、
同じような色素沈着が生じます。
このように原因がはっきりしている人は、アイラインをやめるとか、
目の周りの皮膚を刺激するようなことをやめれば、色素沈着は改善します。
2.目ぶくろがある
目の下に俗に言う「目ぶくろ」のある人は、
その下の皮膚の色が濃く見えて、くまに見えることがあります。
目ぶくろは、皮膚の張りがなくなることで、
目の下の筋肉の下の脂肪が目だってくるものです。これは形成外科で、
その原因となっている脂肪を取る手術をしないと改善しません。
3.血液の循環が悪い
目の下の皮膚は薄いところなので、血液循環が悪いと、
眼輪筋の静脈のうっ滞を起こして、皮膚がくすんで見えることがあります。
このような人は、目の周りにビタミンAを浸透させる
ビタミントリートメントを続けることによって改善します。
4.遅発性両側性太田母斑
これはアザの一種で、生まれつき生じるのではなく、
大人になってからできる両側性の灰色から灰褐色の色素斑です。
かなり頑固な色素斑で、薄くなったり濃くなったりすることはなく、
一定の濃さで経過します。
レーザー治療をかなり強くやらないと改善しません。
目の下のくまは、美容皮膚科に相談して診察を受け、
その原因に応じた対処をするべきです。
* + * 今週のLesson2 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎顔のマッサージは正しい方法でやりましょう
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 太田みどり
目の下のくまやクスミ、顔のたるみは、
マッサージを正しく行うことで、改善します。
正しいマッサージを続けることで、顔面の血行を改善して、
肌にハリを与え、目の周りのたるみを解消する効果があります。
マッサージクリーム、あるいは保湿効果のある美容液をたっぷりと使って、
目の周りをマッサージします。
まず、こめかみを片方の手でひっぱり、こめかみから下まぶた、
内眼角、上まぶた、こめかみ、耳の前、頬の順に
円を描くようにマッサージします。
一回の動作を30秒以内で終わらせるようにします。
朝のメイク前、夜の入浴後の化粧水をつけたあとでもかまいません。
このマッサージをすると、血行不良や血流滞留が改善され、
血液量の増加とそれに伴う顔の引き締め効果が期待できます。
マッサージ前後の顔の皮膚の温度をサーモグラフィーで比較してみると、
マッサージのあとは皮膚の温度が下がり、
血流が良くなったことがわかります。
この結果は1時間後でもほぼ変わらず持続することから、
顔のほてりがおさえられ、
メークが長持ちして化粧崩れがしにくくなることがわかっています。
目の周りのマッサージは、
こめかみをひっぱり、下まぶたをたるませないようにすることが大事です。
下まぶたをたるませたままマッサージをすると、
目の下のシワやたるみが悪化してしまうことがあるからです。
過度な力でマッサージをすると、皮膚を刺激してしまうので、
なるべく粘性のある美容液を使うと、すべりが良く、効果的でしょう。
水で濡らして固く絞ったスポンジを使ってマッサージする方法もありますが、
摩擦の問題もあり、
私は指先に美容液をたっぷりとつけてマッサージすることを
おススメしています。
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◎ロングパルスアレキサンドレーザーによる
フルフェーストリートメント
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 太田みどり
当院にあるロングパルスアレキサンドレーザーは、波長755nmのレーザーで、
皮膚表面の冷却装置が内蔵されています。
レーザー照射直前に冷却材を吹き付け、皮膚表面を気化冷却し、
表皮の保護および疼痛軽減の役割を果たしています。
この装置がついているために、
安全に高出力のレーザー照射ができるようになっています。
これを顔面全体に当てることによって、
皮膚のきめが整い、化粧のノリが良くなります。
また、くすみの改善、毛穴が目立ちにくくなるという効果が見られます。
これは、レーザー照射によって、
皮膚表層に沈着したメラニンに反応して軽いピーリング効果が得られること、
毛穴に黒く詰まった皮脂に反応して毛穴の黒ずみが取れることなどに
よると考えられています。
照射後は、カサブタが生じることもありますが、軽度で、
化粧をして帰宅できるという利点もあります。
このフルフェーストリートメントは、
IPLによるフルフェーストリートメントと比較すると、
1回である程度の改善が見られます。
しかし、赤みやしわに対する効果は見られないので、
このトリートメントの間の期間に、
当院では、ビタミンのイオン導入を組み合わせて施術しています。
興味のあるかたは、ぜひおおたメディカルエステまでご相談ください。
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★☆★ スムースビームによるニキビ治療 ★☆★
★米国製レーザーでニキビ治療
おおたメディカルエステでは、
米国キャンデラ社製のダイオードレーザー（スムースビーム）を照射して
重症のニキビの治療を行なっています。
内服や外用治療で改善しないニキビのかたにオススメのレーザー治療です。
★皮脂を防いでニキビのできにくい肌に
このレーザーは、1450nmの光が皮膚の中の水分や皮脂に選択的に作用します。
とりこまれたレーザー光が、熱エネルギーに変わることを利用して、
炎症の起こっているニキビの治癒過程を促進します。
またこのレーザーを当てることによって、皮脂腺を選択的に破壊するので、
ニキビのできにくい肌にすることができます。
★4週間に一度、3、4回で違い実感
スムースビームのニキビレーザー治療は、
4週間に一度、3、4回続けていただきます。
その間、今までしていた、内服外用によるニキビ治療も
あわせて続けられます。
初回、照射のあと、レーザーのエネルギーが皮膚の水分に吸収されるので、
一時的にニキビの炎症が悪化します。
これは長くても3、4日以内におさまります。
効果は個人差がありますが、かなり重症の人でも、
月に一度の照射で5回くらいでニキビは改善します。
★レーザーに伴うケアも万全です
レーザー治療のあとは、皮膚が少し赤くなりますが、
それはすぐにおさまるので、お化粧をして帰っていただいて大丈夫です。
レーザー照射は痛みを伴いますので、照射前に麻酔のジェルを外用して、
それから治療を行なっています。
また、レーザーを照射したときに、皮膚表面がやけどすることを防ぐために
冷たいガスを吹き付けながら行ないます。
当院では、その後に暖かいガーゼで皮膚を温めるようにしています。
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おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
院長：太田みどり（日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 医学博士）
※ おおた皮膚科、メディカルエステともに、
インターネット予約ができます。
PCや携帯から24時間いつでもご予約ください。
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発行日：2010年3月15日（毎月1・15日発行）
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