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ドクターみどりの Beauty Lesson (2009.3.1 Vol.68)
発行:おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
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目次
【今週のLesson1】冬にできる子どものアセモ
【今週のLesson2】アンカによる下肢のヤケド
【今週のLesson3】朝食抜きはダイエットの敵です
【今週のLesson4】夏にむけてむだ毛の処理をしましょう
【ご案内】 最新のニキビ治療あります
* + * 今週のLesson3 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎冬にできる子どものアセモ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
冬にアセモ!と驚くお母さんが多いことでしょう。
アセモは冬でもできます。
特に子どもは暑がりで、汗かきです。
お母さんの体感温度にあわせて部屋の暖房を強くしていると
子どもはびっしょり汗をかいていることがあります。
また赤ちゃんは暑いからといって自分で脱ぐこともできなければ、
暑いと伝えることもできないのです。
気がつくと頭や背中に汗をかいていることはありませんか?
赤ちゃんはさらに、じっと寝ていることが多いので、
同じ体勢で長時間すごします。
そのために、汗がたまりやすい部分にアセモができます。
特にオムツのあたっている、腰部から背中の下のほうは、
汗の刺激とおしっこの刺激で真っ赤になっていることがあります。
気づいたら、オムツをかえてあげて、洋服を着替えさせてあげましょう。
アセモがひどくなった場合は、シッカロールなどはつけないで、
皮膚科を受診してください。
* + * 今週のLesson2 * + * ・・ * + * ・・ * + *
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◎アンカによる下肢のヤケド
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
夜、アンカを足元に入れておくことによって、
下肢に低温ヤケドをおこして来院する人が増えています。
アンカの温度が低くても、長時間皮膚に接触することによって、
ヤケドは重症になることがあります。
特に膝から下のヤケドは、血液の循環の悪い部分なので、
治りにくいことがあります。
ヤケドの水疱がやぶれて、深い潰瘍になり、
潰瘍の中央の部分の皮膚が壊死といって、白くかたいカサブタになると、
皮膚の上皮化がおくれて、治るのにかなり時間がかかります。
そのような状態になると、かたいカサブタの部分を切除して、
他の皮膚を植皮しないと治らない場合があります。
特に立ち仕事の多い人は、
ヤケドの治りが遅く、植皮手術を受けることもあります。
膝から下のヤケドをした場合は、
歩き回らずに、下肢の安静をこころがけてください。
皮膚科の治療をうけながら、家では足を腰と同じ高さに挙上して、
安静にしていると治りが早くなります。
治療は、白くかたくなった潰瘍の中央の部分を少しずつ剥離して、
よい肉芽ができるような処置を繰り返し行います。
潰瘍が大きな場合や、潰瘍の治りが遅い場合は植皮術をおこないます。
低温熱傷をさけるには、
・就寝前に寝具にアンカを入れておいて、寝るときには外すこと
・アンカを使う場合は、うたた寝をしないようにすること
など、日頃から注意をする必要があります。
ヤケドは毎年、冬の終わり頃に増えます。
ヤケドをしないように心がけましょう。
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◎朝食抜きはダイエットの敵です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
忙しいからとか、ダイエットをしているからといって、
朝食をとらない人が多く見られます。
朝食には体を動かすエネルギーを補給するだけでなく、
健康を守るための重要な意味がたくさんあります。
[朝食を食べると、脳が活発に働き頭の回転もよくなる]
ご飯やパンに含まれている炭水化物は、脳の大事なエネルギー源です。
これが不足すると頭がボーッとして回転が悪くなったり、
イライラの原因になったりします。
朝食をしっかりとれば、脳が活発に働き、
午前中の仕事も効率よくこなせて、結果的に、一日が有効につかえます。
[肥満予防に効果あり!]
朝食を抜くと、
体は「次にいつ食べられるかわからない」という飢餓状態を感じて、
食べた栄養を体内に蓄積しようとするメカニズムが始動します。
しかも1食抜くと、空腹の状態で次の食事をとるので、
ドカ食いの原因にもなりがちです。
また、一日の摂取エネルギーが同じでも、
3食よりも2食でとる人のほうが太りやすいともいわれています。
朝食で食べたものは、その日の活動エネルギーとして、
その多くが消費されます。
[いろいろな食品が無理なくとれる]
健康な体のためには、
いろいろな素材をまんべんなくとる事がもっとも大切です。
朝食を抜くと、昼・夜の2回の食事ではとりきれない栄養素がでてきます。
特に朝食の定番である牛乳などの乳製品や卵、
また1日に350g以上はとりたい野菜は、
3食にわけないと、なかなか食べられません。
朝食には3食のうちの1回分を担う大切な役割があることを
覚えておきましょう。
★らくにできる朝食作りは保存冷凍で★
・冷凍ご飯
朝のために炊飯器をセットしておいたり、
朝、起きてから米をといだりするのは、やっばり面倒ですね。
そんな忙しい人たちのために、
冷凍ご飯をストックしておくことをおすすめします。
時間に余裕のあるときに、ご飯を多めに炊いて、
美味しいうちに冷凍庫で保存します。
ラップにご飯1杯分をのせて、温かいうちにラップで包みます。
ご飯は水分が残っていて温かいうちに包むと、
解凍したときにふっくらと美味しくいただくことができます。
ラップに包むときは空気が入らないようにピッチリと包み、
約2時間室温においてよく冷まします。
温かいまま冷凍すると冷凍庫の温度が上がり、冷凍に時間がかかります。
その後ジッパーつきのポリ袋に入れて冷凍庫に保存します。
保存期間は約3週間です。
・パンの冷凍テクニック
パンは室温においたり、冷蔵庫に入れたりすると、
どんどん味が落ちていきます。買ってきたら即、冷凍しましょう。
食パンは、1枚ずつラップできっちりと包み、
ジッパーつきのポリ袋に入れて冷凍庫で保存します。
フランスパンは1~2cmの厚さに切り、一枚ずつラップでぴっちりと包み、
ジッパーつきのポリ袋に入れて冷凍庫で保存します。
食べるときは、凍ったままのパンをオーブンに入れて、
焼き色がつくまで3分くらい焼きます。
ポイントは電子レンジで解凍しないこと。
そのまま焼くとふっくらと仕上がります。
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◎夏にむけてむだ毛の処理をしましょう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
脇や腕、膝から下の足のすねの部分の毛は、どのように処理していますか?
毎日、カミソリで剃っていると、
その部分の皮膚が、炎症をおこしたり、皮膚が黒ずんでしまったりします。
毛が、毛穴の中に埋没して、さらに目立つようになってしまう人もいます。
脱毛は昔は、電気脱毛といって、一本一本の毛穴に針をさして、
電気凝固をする方法が盛んに行われていました。
この方法は、手間がかかり、
熟練した技術者でも、1時間に500本程度しか脱毛できず、
時間がかかることが欠点でした。
また、かなりの痛みがあること、
施術者の技術力により、結果に差がでることなどが問題になっていました。
レーザー脱毛は、
毛に含まれるメラニンを破壊することで脱毛を行う方法で、
最近の脱毛の主流になっています。
従来の電気脱毛とくらべて簡単で、短時間に広範囲の毛の処理が可能。
痛みも少なく、施術者の技術的な違いもすくないことが利点です。
毛には毛周期というものがあります。
毛周期とは、
伸び続ける毛が脱落し一定期間後に新たな毛が発生する一連の変化です。
伸び続ける成長期、成長を停止し退縮していく退行期、
発毛を停止している休止期の3段階があります。
休止期の毛にはメラニンがほとんどなくて、レーザーは効きません。
レーザーの深達度から考えると、毛球部が浅い成長期の毛には
十分にレーザーエネルギーの曝射が行われます。
またこの時期の毛にはメラニンがたくさん含まれていて、
そのメラニンをレーザーが破壊します。
このような原理から、レーザー脱毛は、数回おこなう必要があります。
毛の周期にあわせて、40日に一度くらいの照射をすることによって、
毛が生えなくなってきます。
そのために、夏、薄着になる前に、
今の時期からレーザー脱毛をすることをオススメします。
当院のレーザー脱毛は、
診察の上、脱毛部の皮膚に異常がないかどうかを確かめ、
一部にテスト照射をおこなってから、施術するようになっています。
ご希望のかたは、おおたメディカルエステまで、ご連絡ください。
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院長:太田みどり(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 医学博士)
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