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ドクターみどりの Beauty Lesson (2007.10.15 Vol.35)
発行:おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
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みどり先生からのメッセージを一気読み! 美肌博士になろう!
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目次
【今週のLesson1】朝の運動の注意点
【今週のLesson2】お母さん、赤ちゃんのオムツを替えてあげましょう
【今週のLesson3】治りにくい乳幼児のトビヒはなぜ起こるのか
【今週のLesson4】おばあちゃんの力
【ご案内】 ケミカルピーリングしたらビタミン+イオン導入♪
* + * 今週のLesson1 * + * … * + * … * + *
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◎朝の運動の注意点
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
朝早くにジョギングやウォーキングをしている人たちを多く見かけます。
日中に運動するよりも、紫外線の量も少なく、
涼しい朝のうちに運動したほうが気持ちも良いですね。
健康志向が高まり、肥満を気にする世代の人たちが
率先して運動をしているのはとても良いことです。
しかし、前日お酒をたくさん飲んだあと翌日の朝早く起きて、
運動をして汗をかくのは危険です。
アルコールには利尿効果がありますので、脱水状態になっているはずです。
水分補給をしながら運動をしてください。
スポーツドリンクは少量の糖質や電解質が含まれていて、
胃にたまることなく速やかに小腸に達して、
吸収されるようにできています。
昔は運動中は水分をとるなといわれましたがそれは間違いで、
マラソンランナーが走りながら水分補給をしているのを見習って、
運動しながらスポーツドリンクを飲んでください。
また、朝は紫外線の量が少ないといっても
日焼けするくらいの量はありますので、
帽子をかぶったり、日焼け止めクリームをつけたりして
紫外線防御をしてください。
運動したあとは、まず水分と糖質を補給して、
1時間位して食事を取りましょう。
バランスの良い食事を取ることも朝の運動のあとに必要なことです。
* + * 今週のLesson2 * + * … * + * … * + *
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◎お母さん、赤ちゃんのオムツを替えてあげましょう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
皮膚科の外来を訪れるほとんどの赤ちゃんが、
オシッコを大量にしたままのオムツをしています。
最近の紙おむつは1回の排尿では、替えなくて良いように作られています。
しかし赤ちゃんのオシッコの量は、だんだん増えていくのです。
暑い時期はもちろん、まだ暑さが残る時期は、
オムツに吸収されたオシッコと、おしりにかく汗の刺激で、
オムツの中は蒸れ蒸れ状態になります。
赤ちゃんのお尻の皮膚は、真っ赤になって、
かゆくなったり、ジクジクしたりしてくるのです。
これではかわいそうです。
オシッコの重さで、
オムツが下にずれたままの状態で来院する赤ちゃんもいます。
まずオムツを替えましょうと言うと、
オムツは車の中に置いてきたとか、代えのオムツはないとか、
お母さんが言われます。
外出するときはオムツを用意しましょう。
外ではオシッコをする以外に、汗もかくので、
オムツは家にいるときよりマメにかえてあげましょう。
このようなことを守っていただければ、
オムツの中の皮膚のトラブルはかなり防げるはずです。
* + * 今週のLesson3 * + * … * + * … * + *
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◎治りにくい乳幼児のトビヒはなぜ起こるのか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
夏から秋は、乳幼児のトビヒが増えます。
特に保育園に行っている子どもが増え、
そこでの感染が多くみられています。
トビヒの多くは、
虫刺されやアセモ、湿疹病変にばい菌がついて発症します。
原因となるばい菌は、黄色ブドウ球菌による場合が多いのです。
黄色ブドウ球菌が、水疱を作る毒素である表皮剥脱毒素を産生して、
皮膚に水ぶくれができ、それが敗れてジクジクした状態になります。
兄弟やお友達の皮膚の表面に傷があると、
一緒に水遊びをしたりしたときにうつってしまいます。
最近は、抗生物質の効きにくい黄色ブドウ球菌が増えて問題になっています。
一般の人がよく知っている、『ゲンタシン』という軟膏があります。
これにはゲンタマイシンという抗生物質が入っているのですが、
このような薬剤に耐性菌、すなわち薬剤が効かない菌によって、
トビヒが起こっています。
このようなばい菌でトビヒになると、
飲み薬を飲まないとなかなか治りません。
皮膚科を受診して、治りにくいトビヒは早く治すようにしましょう。
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◎おばあちゃんの力
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
祖母力という言葉を本で見たことがあります。
共働きの多い世帯で、子どもの面倒を主にみるのは、
おばあちゃんや、退職したおじいちゃんなのでしょう。
3人の孫たちを見事に育てているおばあちゃんがいらっしゃいます。
3人が小さい頃は一人を背中におんぶして、二人の子供を両手にかかえて、
診察にみえていました。
その3人のお孫さんたちは今、中学生と高校生、育ち盛りです。
毎日、食事の面倒で大忙しだそうです。
おばあちゃんの作る食事は、日本の伝統的なおかずだと思います。
これこそ理想的な食事ではないでしょうか。
3人の子どもたちは、健康に、健やかに育っています。
標準体重で、しかも健康的に育っているので、
かなりバランスのとれた食生活を送っているのだと思います。
健康は普段の食生活から作り上げられるものです。
ファミリーレストランやファーストフード、出来合いの食材が氾濫する中で、
子どもたちにも肥満が問題になっています。
肥満児は、皮膚のトラブルが多くて、
トビヒになりやすく、ニキビも悪化しやすく、
また体重による影響で陥入爪から感染を起こしたりします。
これから、子どもの肥満をなくすためにも、
おばあちゃんの力と智恵に期待をしなければいけないと思います。
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ピアッシングの季節です!
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ミ★ 秋から冬はピアスの季節 ★彡
秋から冬にかけては、ピアッシングの最適シーズン。
空気が乾燥してきますので、ジクジクしたかぶれが起きにくくなるのです。
おおたメディカルエステは医療機関ですので、
どなたでも安心してピアッシングを受けていただくことができます。
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……こんな人もあきらめないで、おおたへ!!……
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・ 以前、自己流で開けたので、耳たぶが変になっている
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院長:太田みどり(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 医学博士)
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